夏さんのちょっと怖い話

夏さんの近辺で起こったちょい怖な話を綴ったブログ

学校での集団怪奇現象

小学校の頃の話しです。

 

小学校4年生の時と、小学校5年生の時のことです。2度ほど、集団での怪奇現象に遭遇した事があります。

 

4年生の頃の話しは、体育館での出来事。

体育の授業が終わって、みんなで整列したあとに、先生の話しを座って聞いていた時の事です。

私は残念ながら、下を向いていたので、見ていませんでした。

 

「きゃーっ」

 

何人かの悲鳴と、恐怖の声が同時にしました。

 

私と同様、見ていなかった人達も、なになに?と、ざわざわし始めました。

先生が、何があったのか、悲鳴を上げた子達に聞いたところ、舞台の袖にある倉庫に高窓がついているのですが、その高窓に白い物が横切った、という事でした。その高窓は、体育館の内側にある窓で、外に面しているものではありません。

先生が、その倉庫の中を調べに行き、戻って来ましたが、白い物は何もなく、横切るような物も無かった、との事で、余計に目撃した子達を怖がらせただけでした。

結局、原因不明の出来事でした。

 

もう1つは、5年生の時。

私のクラスは、廊下の中程にあり、左右のどちらの階段からも1番遠い位置にありました。

事が起こったのは、授業中の出来事でした。

先生が話している時に、急に廊下側の後ろの引き戸がガラガラと開いたのです。

しかも、全開に。

みんな、授業中の事なので、驚いて振り返って、開いた扉の方を見ました。

 

先生も

 

「開けた?」

 

と、扉の近くの子達に聞きましたが、みんな、首をただ横に振るだけで。

 

先生が、教壇近くの前の扉を開けて、廊下に出ましたが、もちろん誰もいません。

仮に、誰かが廊下側から扉を開けて逃げたとしても、パタパタと廊下を走る音は聞こえるでしょうし、誰かが廊下に居たような気配も全くありませんでした。

 

大人になってから、同窓会があった時に(5年生と6年生はクラス替えなし)、扉の近くにいた子に聞いてみましたが、本当に知らないという事でした。

正直、扉付近の子達がふざけてドアを開けたものと信じていたのですが、どうも違ったようです。

 

そんなミステリーな事件ですが、一番のミステリーな事件は、6年生の時に埋めたタイムカプセル(先生しか、埋めた場所を知らない)が、掘り起こされないまま、年月が経ってしまっている事です。

もう見つからないんだろうなぁ。6年生の時の私から、手紙を貰いたかった…。